売買の仲介手数料

不動産売買時に負担する仲介手数料の意味と支払い時期
不動産を売ったり買ったりする際には、さまざまな出費が発生します。
例えば、印紙税や引越し費用などがありますが、その中でも最も大きな金額が不動産会社に支払う仲介手数料です。
多くの人が、なぜ仲介手数料を支払わなければいけないのか疑問に思っているかもしれません。
ここでは、仲介手数料の支払いの意味や金額の仕組み、そして負担を軽減する方法について、詳しく説明していきたいと思います。
そもそも、仲介手数料とは、不動産の売買契約が成立した際に、売主と買主の両方が不動産会社に支払う報酬のことです。
不動産会社は売買契約を実現するために、さまざまな活動を行います。
例えば、物件情報サイトに掲載したり、チラシを作成したり、新聞に広告を出したりします。
これらの「仲介サービス」に対して支払う報酬が、仲介手数料なのです。
この報酬は、「約定報酬」とも呼ばれます。
不動産会社が売主と買主の間に立ち、売買契約を成立させる役割を果たすために支払われる報酬なのです。
また、この報酬は、「媒介報酬」「媒介手数料」とも呼ばれることがあります。
参考ページ：不動産売買の仲介手数料｜計算の仕方や負担を抑える方法を解説！
これは、不動産会社が売主を代表して買い手を見つける「専任媒介契約」や、売主・買主を代理して双方の利益を最大化する「両媒介契約」などの契約形態によって異なることがあるからです。
支払いのタイミングですが、先述の通り、仲介手数料は成果報酬の一種であり、具体的な支払い時期は売買契約が完了したタイミングです。
一般的には、売買契約時と物件の引渡し時の2回に分けて、半分ずつ支払われます。
ただし、不動産会社によっては物件の引渡し時に一括で支払うことを求める場合もありますし、上記のタイミングに必ずしも限定されません。
トラブルを避けるためにも、支払い時期をあらかじめ確認しておくことが重要です。
仲介手数料の計算方法と消費税について